僕が真冬の写真撮影で着るモノ(マイナス20℃仕様)

陰・陽

最初に断っておくが、この記事はカメラマン向けに書いたものではない。
カメラマンの皆さん、得に真冬が大好物の皆さんの膨大な知識・経験に対して、若輩者の僕が口をはさむ余地なんて何もないのである。

じゃあ何でこんなものを書くかというと、以前Flickrの写真を見た南国の方から、「こんなに寒い中で凄い根性ですね」というメールをいただいたのを思い出したから。
いや確かに変態的な趣味ではあるけれど、別に着るものさえ着れば根性は必要ないということでも書いておこうかねと、まあそういうわけである。

ついでにこれから真冬の撮影にチャレンジしようとする方たちが、南極にでも行けそうな物凄いウェアに散財するのを引き止めて、余ったお金をレンズに振り向けるお役にでも立てたらいいかなと、そういう感じ。

ではさっそく本題に入る。
まず前提として、これから紹介するウェアの下には、ちょっと肌寒い日に外を歩ける程度の服装をしているものと思って欲しい。
まあ今は肌着レベルから防寒・防湿性の高いものがいっぱい出ているので、その辺使いこなせばもうちょっと違ってくるんだろうけどね。

とりあえず上半身。

上半身

左上のオレンジ色がビロ~ンとだらしない物体は、アタマからスポッと首まで降ろしてつかうアレ(名前わからない)。冬のランニングなどで使うとマフラーみたいであたたかいアレである。
で、その右側にあるのは何の変哲もない冬用帽子。ただし内側にシンサレート素材を使っているので暖かい。どのくらい暖かいかというと、初冬にこれを被ってウォーキングするとアタマが汗だくになるくらい。
左側に敷いてある黒いのはモンベルのインナー用ダウンジャケット。インナーといっても、0℃程度までなら平気で外歩きに使える優れものだ。撮影時の防寒はこのインナージャケットにどのくらい空気をしっかり蓄えるかが大事なので、この部分だけは少しお金をかけた方が良いと思う。
そして右側が一番外に着るジャケット。人によってはここに防寒性をガッチリ求めるところだが、僕は防風性と軽さ、そして表面の頑丈さ(氷に擦れても破れないように)、ついでに安さ(破れちゃっても諦めが付くように)を基準に選んでいる。
外側で冷気をガキっと受け止め、幾分冷えた外側ジャケットと身体との間を空気で隔離する理屈だ。要するに壁の内側にグラスウール詰め込んだ北海道の防寒住宅と同じである(と思うんだけどな)。
防寒は求めないとは言ったが、このジャケットは内側にアルミ箔っぽいものを貼ってあるので魔法瓶原理(?)で温かいような気もしないでもない。
ちなみに買ったのは「プロノ」という作業着専門店。ここは本当に品揃えが豊富でそれなりに安く、ダウンの品質さえワンランク落とせば上の写真と同等品をすべて揃えることだって可能だ。
さらに必需品の手袋だが、これはただ写真用に適当なのを置いただけ。手にしっくり馴染んで温かく、カメラの操作もやりやすいものをいまだお探し中である。

下半身

次は下半身だが、まあこれは写真出すまでも無かったね。
保温機能の高い肌着にインナー、そして外側という順序で、上半身と同じパターン。
本当はこの下、靴下〜靴までが大事なんだけど、実はここも試行錯誤中で決定的なものを見つけていない。
今は毛でモコモコした作業用長靴を使っているが、いまいち寒いのでどうしたものかと考え中である。

それと大事な三脚だが、これはマンフロットの055だったかな、それの3段のやつを愛用している。
以前はカーボンタイプを使っていて、これは寒い時にも手に貼り付かないので重宝していたが、ちょっとしたことで壊してしまい、今は同タイプのアルミ製を使っている。
マンフロットの三脚はロックがレバー式なので、寒い中でも大きい動作で締め付け&緩めることができるのが特徴だ。これはオススメ。

まあ真冬の撮影は服装も大事だけれど、撮影中に鼻息が雲台のクイックシューにかかってシバレ付いたり、油断しているうちに液晶表示が仮死状態になったり、色々注意するべき点というか面白い現象が起こるから楽しい。

ちなみにカメラ自体は、フィルムの時代より今の方が寒さには強い。なんせ電気を食う分電池の大きさが桁違いだからね。ちょっとやそっとの寒さではへこたれない。
自己責任ではあるけれど、今まで0℃までしか動作保証しないカメラでも(特に一眼レフは)動作が不安定になることなんか無かったし、最近のペンタックスやフジはマイナス10℃まで保証しているから全く問題ないんじゃないかな。

ということで皆様、北海道に来て真冬撮影ライフを楽しんでみてはいかが?